あゆの珍冒険

2001年8月13日〜15日 ダイスキなあの人と3

注) のろけになる可能性が非常にあるので、
発狂等可能性のある方はご遠慮ください(笑)

きのうとは違ってちゃんと起きたよ。
だってあゆ、いーこだもん。
あゆの方がちょっぴり早く目が覚めちゃったみたいだから、
彼に寄り添ってみたら、目を覚ました。
「おはよーっ」
きのうより元気にご挨拶。
そしたら、おはようって起きてくれた。
おはようのちゅぅをしてもらって、ベットから起き上がった。
トイレに行って、顔を洗って、荷物の整理をしてる間に、
彼はコンタクトをつけて、朝の支度をはじめた。
あゆはすぐに自分の着替えができないから、
めざましテレビをつけて、待ってることにした。
今日帰るんだねーって話したら「俺はまだだよ」って言われちゃった。
「あゆねー、今日はこれ着るの」って言って、
きのう彼が選んでくれた、白地に赤ハート水玉のノースリと、
初日にはいてたラインスパンコールのみにスカート。
着せてもらいながら
「ピンクのスパンコールと赤だからかわいい?」って聞いたら、
「靴下のハートと模様もハートだよ」なんて言われちゃった。
そこまで気づかなかったよ。
せっかく買ったサングラスもオプションにしたよ。
食事から戻ってきて慌てないように、片付けをした。

ここの食事とも、これでお別れ。
夕べお願いして置いたとおり、隣同士の席のセッティング。
今日もきのうと同じ人が、スプーンを持ってきてくれた。
メニューはと言うと、ご飯、わさび漬け、お味噌汁、かまぼこ、
ごぼう、焼き魚、のり 卵焼き、しば漬け、すいか。
あゆ、生まれて初めてわさび漬けに挑戦した。
恐る恐るぱくんっ。
「うん、へーきへーき…ううっ。。。」
へーきだと思ってニコニコしてたのが、ツーンってきて、
急に涙目。
彼は笑いながら「ほぉら」って、顔する。
「あゆ、これいらない。」
「もらいっ」
ごぼうごま攻撃、さらにごまでトドメって感じで。
「ちょっとだけ食べる。。。」って食べたけど、
やっぱこの組み合わせは、きんぴらしか食べれない。
ここで新たなる発見が!
なかなかデザートを好んで食べないもんだから、
どうしてか聞いたら、彼はあんまり好きじゃないんだって。
「なんで?」
「種がやだ。だってないと思ってて食べてたら、突然現れるじゃん」
確かに、あゆもそおゆうとこは好きくないかな。
でもあゆは、種のあるぶどうのほうがきらい。
2人でそんな話で盛り上がってみた。

この旅行中、食事の時間は本当にゆっくりしてた。
部屋に戻る前に、もう一度トイレに行って、
戻ったら8時半になろうとしてた。
チェックアウトまで最後の片付けをして、ゆったり過ごした。
ベットの端に2人で並んで座って、テレビを見る。
これってすごく幸せ。
時が経つのは、すごくあっという間だね。
部屋を見渡して、この約2日のことを思いだすと、
嬉しくて、楽しくて、すごく切なくて、もっと一緒にいたいって思った。
部屋を出て鍵を閉め、大荷物になってしまったから、
彼には1人で降りてもらおうと思ったけど、
あゆが危ないからって、手を引こうとしてくれる。
「大丈夫ぅ!壁づたいなら平気だもん」
2階まで降りたらホテルの人がいて、フロントまで荷物を持っていってくれた。
チェックアウトの手続きも、なんだかドキドキした。
こうして向かうは、横浜へ!

調子悪いなら、あゆを高崎で降ろしてくれてもいいって
言ったんだけど、送っていくって言いはるんだもん。
行きは碓氷バイパスって言うのを使ったんだけど、
帰りは上信越道で帰ることにした。
そうしたら碓氷バイパス方面に行く道は、めちゃ混んでるんだ。
「あゆ達もオチがあって、この先激混みだったらやだね…」
「これ以上はいいよ〜」
でも、この予想も外れてくれて、結構スイスイしたもんで、
Uターンラッシュの影響も、ほとんどなかった。
途中に桃の看板があって”桃””甘い桃””甘〜い桃”って、
一定感覚にいくつか順番に置いてあった。
2人で読みあげながら校則の入り口を目指してると、
あゆが桃食べたいって言い出した。
「桃さんが呼んでるよぅ〜」
「次に見つけたトコで、買おうね」
なだめられて、ドキドキ待ってたら何度も行きすぎちゃって、
けっきょく高速に入っちゃった。
あ〜あ。
いろんな話って、この旅行中にいっぱいしてたのに、
話したいことってまだまだいっぱいある。
でもこの車の中は、旅行の時の話がいっぱい。
県境に来れば「ばいば〜い」って2人で越えるし。
大きなケンカとかもなく、すごく仲良く過ごせて、いい思い出いっぱい。
もうちょっと写真を撮りたかったな。
お昼ご飯はPAでとることにしてた。
あゆが行きの道で「釜めしってナニ?どんなの?おいしい?」って、
いっぱい聞くもんだから、釜めしの売ってるPAで、
お昼とお土産の追加を買いこんだ。
釜めしのモトとは違うなにかひきつけられるものを、
感じてたのよね。
それと旅行中にはたせなかった軽井沢チーズケーキも。
朝ご飯もきちんと食べたもんだから、ケーキはその場で食べて、
釜めしはもうちょっと先にいって休憩した時に、食べることにした。
チーズケーキはレアチーズで小さいサイズだった。
ちょ〜おいしかった。
彼に食べさせてもらって、あゆはもっとおいしかったよ。
それから1時間以上車を走らせて、関越は東京に入ろうとしてた。
一般道に出ると、あゆのトイレの確保もできないし、
なかなか休憩できないから、最後の方のPAで休憩した。
まずあゆがトイレに向かったんだけど、身障トイレはお掃除中。
もう1箇所のトイレはちょっと先にあるから、
ご飯を食べてから車で移動することになった。
そしてお待ちかねの、釜めしさんの登場!
どきどき、わくわく。
じゃーんとでて着たのは、具沢山の釜めし。
卵、こんにゃく、お芋、野菜…それに下は茶飯。
あゆ、小学生の時から茶飯が好き。
給食に出たのが、すごくおいしかったんだ。
お漬物も入ってリッチな気分。
2人で1つで足りちゃったから、おうちに持って帰ることにした。
3時間以上車を走らせたら、もう横浜市内。
標識を見ながらナビしてると、市内に入ったとたん、
あゆのピッチがなりっぱなし。
イヤホンマイクをつけて、電話に対応しまくるけど、
長野にいて電波が入ってなかったからなのかな。
あゆの電話が壊れたまで言われてたみたい。
そして気づくと向かってた方向と別の道に…。
「ごめんね」
ちょっと怒ってるかなぁ。
だからあゆ、一生懸命道を考えてナビした。
ガソリンもなくなってきてるから、カードのあるとこがいいって探して、
結局うちのそばで入れた。

あゆ宅についたのは、4時近かったよ。
荷物を持って、手をつないで昼間からあゆ宅に、堂々と向かう。
いつも昼間はそんなに危なくないから、家まで送ってもらわない。
だからすごく新鮮なんだ。
うちにはいると、なんかヘンな感じぃ。
彼にいすに座ってもらって、ままがジュースを入れてくれる。
あゆはかばんの中身を入れ替えて、さらに出かける準備を慌ててした。
彼とあゆとままでしゃべるのは、だいぶなれたけど、
妹たちがいると、やっぱ違うみたい。
すごく緊張してた。
6時に横浜駅について、こもれび展を見て、
リキちゃんと合流する話だった。
5時には家を出たんだけど、思ってたより道も混んでて、
ギリギリに到着って感じになっちゃった。
ちょっぴり見て、あんまりゆっくりはせずに、ギャラリーから離れた。
すると、ピアネットのメンバーも着てくれてて、
ちょっとご挨拶した。
ベンチに座ってて彼はすごく疲れてるっぽいから、すぐに隣に戻った。
「このままリキちゃんに会わないで、あゆんちくる?」
そう言ったら、即答で首を振られちゃった。
車に戻ってゆっくりしようって、駐車場に戻った。
でも、貧乏症なのか、急に荷物を片付けはじめたりして、
全然ゆっくりする様子がない。
そんなとき電話がかかってきて、リキちゃんと合流になったのです。

このあとって言うのは、リキちゃんの親の居酒屋に
連れてってもらって、夕飯を食べさせてもらう約束。
飲みに来いってずっと言ってたんだけど、
あゆ達飲めるのってカクテルなんだよね。
しかも、ジュース割の焼酎つくってもらっても、めちゃ濃くて、
彼はトイレにこもっちゃう始末。
あゆもちょっと気持ち悪かった…。
そしてリキちゃんちで一泊。
いい様に利用させてもらっちゃって、
リキちゃんがお風呂に入ってくるといって消えたら、
2人ともすぐに寝ちゃった。
リキちゃんは
「風呂から戻って着たら気持ちよさそうに、
 くっついて寝てるんだもんなぁ〜」なんて言ってくれちゃう。
いっぱい一緒にいれて、くっついて寝れて幸せ。
しかもおはようとおやすみのちゅぅも、ちゃ〜んとしてくれたんだ。
おやすみのちゅぅは、あゆが言う前にしてくれたの。
すっごく嬉しかった。

翌朝、彼の分かる道まで一緒に行って、
新横浜駅で降ろしてもらい、初めて彼を見送ったの。
ううっ。やっぱりバイバイは淋しいよぉ。
初めて想い人さんの彼と、3泊4日も一緒にいたのでした。
お昼ごろ連絡とって、Uターンラッシュにあわずに、
午前中のうちに帰れたようです。よかった。

あゆはというと、おうちに帰ったのが10時半。
そのあと雑誌の取材のために、
お風呂にそっこう入って、家を飛び出て、横浜に向かうのでした。

こんなに幸せでいいのかにゃぁ。
でもね、やっぱり事件も起きるのが、あゆみたい。

ダイスキなあの人と 完