あゆの珍冒険

2001年2月10日〜11日 冬ってこんなに寒かったっけ?

毎日9時ごろ起きてたあゆが、1週間かけて少しずつ早起きに持って行く。
そうそれは、すべてこの日の朝のために…。

5時に起床して、出かける支度をはじめたあゆ。
人より数倍も時間のかかるあゆは早く起きた分だけ余裕ができる。
もともと学生の時は、それくらいに起きてたから朝から出る時は、
そんなに苦ではないみたい。
今回はどこに行くのかと言うと、なかよしりぃくんに会うために群馬に行くのです。
前回群馬に行く時に、ナンダカンダ心配してくれてたけど、
出来ると分かったらいろんなとこに遊びに連れてってくれる事になった。

そんなわけで、前回群馬に行った時は予定より時間がかかってしまったので、
1本早いバスで家を出て、横浜乗換えではなく、1つ前の駅で乗り換えて、
赤羽経由で行くことにした。
横浜駅のように混んでなくて、乗り換えもスムーズ。
車内は乗り降りが激しいから、足に気を付けなくちゃで、
寝ながら向かうことは出来なかったけど、
1つ前で乗り換えたから最初から座れて、楽ちん×2(^^)〜♪
連休でありバレンタイン前もあって、カップルうじゃうじゃ。
女の子は手提げのバックにチョコレートを持ってる。街はらぶらぶなのね。(π_π)
赤羽に着くころ車内アナウンスで、乗換え案内があり、
すぐに高崎線の快速がくるとのこと。
10分で余裕を持って乗り換える自信がなく、駅に着くなりホームをかけだした。
いちごソフトクリームの文字に、目をひかれつつ…。(急いでんのに、どこ見てるんだか。笑)
見渡せば全線にエスカレーターが着いてるらしく、
意外と楽にホームまでアクセスできた。横浜駅も、せめてこうなってればいいのに。
ホームへあがるとまもなく快速が姿を表す。
さすがにすぐには座れなかったけど、かけてきてよかった。
これで各停に乗ってずっと立ちっぱなしだったら、耐えられないもん。
1駅立ってると席もあき、スムーズな乗換えと階段昇降がほとんどなかったから、
意外と元気だった。
日の当たる席は早起きのあゆに眠りを誘い、
詩を考えたりするヒマもなくウトウト…(―。―)zzZ
気がつくと「あれ!?」ココはどこだろう??
新前橋行きの快速に乗ったから乗り過ごしてもたいしたことはないけど、
少し不安になった。(/・・\)
しかしそんな不安も、すぐに流れる到着予定時刻のアナウンスにかき消された。
待ち合わせの高崎は…11時15分到着かぁ…。
ん?それって待ち合わせより1時間近く早いじゃん!
慌ててピッチを取り出してメールを送るのでした。
高崎に着いてあとは改札を抜けるだけ。しかし、そんな簡単に出してもらえない。
自動改札を通ろうとした瞬間、事件は起きた。
がーんっΣ( ̄∇ ̄|||直前になって切符を下に落としてしまった…。
見渡しても駅院さんは遥か遠くの方。
オロオロと助けてくれそうな人を探すと、
隣の改札を抜けようとした親切なおばさんが拾ってくてた。ありがとう♪
今度からは、駅員さんがそばにいる改札を通ろう。
大渋滞を引き起こしかねない。(^^;)

改札を抜けると、そこにりぃくんの姿はない。まだ着てないのかな。
自分でなんとか電話できそうな場所を探して、人の邪魔にならないように
ピッチを出して電話すると、もうすぐ到着するそうで、
車の通れる道まで出ることになった。
一度着てるとあゆにも、ちょっぴり自信が出てくる。
駅から歩きだす途中、団体の声が耳にはいった。『今日はあったかいな〜』
はい!?横浜の朝よりめっちゃ寒いじゃん。なに言ってんのよ。信じられないなー。
そんなことを思いつつ歩いてる。
あ、そうだ、あゆって金髪じゃないし、赤いコートでもないし、見つけられるかな?と、
またまた不安が沸いてきた。
そんな時1台の車があゆの横を通り過ぎ、先の広い場所で止まった。
りぃくんだったのだ。無事に会えたのは11時半をさそうとしてた頃。

朝ご飯ちょっぴりのあゆはだいぶおなかも減ってきていて、
さっそくお昼を食べにいくことになった。やっぱりご飯は元気のモトだよね。
りぃくんのおうちのそばのパスタハウスって言うお店に連れてってもらった。
なんと、りぃくんも初めてだと言う。あゆはパスタが好きだから、すごい嬉しかった。
外観も中もかわいいお店で、定員さんのむだなくらいな愛想のよさに、
ちょっとウケた。
あゆも職場でこれくらいやればいいかな?(笑)
不思議な名前の食べ物が多くて、興味本位で頼んだパスタランチ。
出てきた時のあゆはびっくりした。だってあゆの2食分のパスタの量だよ。
りぃくんだって多いって言ってた。なのにりぃくんはすごいね。
あゆが食べきれなかった分まで食べちゃうんだもん。
デザート食べれないよ〜って言ってたのに、出てくると食べれちゃうとか言って
2人で満喫。
だってね、ランチで一番気になってたブツなんだもん。
「ぴっころ?どるちぇ?」なんて言って
「ピッコロって言ったらドラゴンボールだよね。」なんて言ってたし。(笑)
そうしたら、いちごのドルチェとラムレーズンのアイス。
あゆがちょ〜好きな組合せだった♪おいちぃ〜ってしゃ〜わせモード爆発だった。

おなかも落ち着いて行き先候補がたくさんあるものの、コースが決まってなかった。
りぃくんの車はノーマルタイヤでチェーンもつんでないので、
あんまり北上は出来ないとのこと。
って言われたって、方向感覚ないから分かんないよ。
とりあえず前にきた時気になった場所に行きたいと言うことになった。
前もってメールでいろいろ話してあったんで、りぃくんには見当がついてたみたい。
実際に説明したような景色にめぐりあえたのだ。
それは渋川スカイランドパークって言うんだって。あゆいわく空中観覧車の場所。
だって夜景で見たとき、空中にあるっぽく見えたんだもん。
スカイランドパークに着くまで、思ってたより早く辿りつけた。
いつも迷うことを想定して時間に余裕持ってるんだけど、今回も迷子。
でも、軌道修正が早く出来たんだ。3時をまわるころ無事に到着。
車の中で「3時終了だったらどうしよ〜?」なんて言ってたけど、
ちゃんとやっててよかった。
こおゆうとこでは身障トイレや、車椅子なんてないかなって思ってた。
でも、ちゃんと設備が整っててびっくり。
そしてアンパンマンの歌が場内をにぎわせてる。
こじんまりとしてて、かわいいカンジ。
決してディズニーランドのように豪華じゃないけど、あったかくて、
のんびりダラダラなら、いいのかもね。でも寒いんだよ、今日は。
とりあえずトイレに行きたくていったんだけど、場内アナウンスが流れて、
乗り物券販売は3時半までとか言ってる。
慌てて出てきて、りぃくんと固まってしまった。

とにかくあゆは見えてた観覧車に乗りたくて、
あとはあとから考えればいいと思ってた。
状況がそうさせてくれないことになり、パンフレットを見ると、
あゆがほかにどうこうできるものも特になく、
興味がひかれるものもなかったから、まぁいっかっ。
「観覧車〜♪」とるんるんしながら歩いてると、ぜ〜んぜん人が乗ってないの。
わぁい、貸し切りだっ☆
景色が見えてくると、さすがに日本の真中、高台にあるだけあって
四方八方の景色がきれい!
しかし、そんなのん気でいられるのもつかの間だった…。
りぃくんたら「思い出したんだけど、俺ってそんなに高いトコ強いわけじゃ…」
がーんΣ( ̄∇ ̄|||そんなこと言ったら、あゆもダメだったんだった〜〜〜!
↑忘れてるって一体…(^^;)

気を取り直して、真下はみないように、
写真撮ろ〜ってりぃくんが隣に着てくれたら、
がくんっ!
 ひ、ひえええぇぇーっ(ノ;゜0゜)ノ
 ナナメってる!ナナメってる!
 こわい〜っ!!((ο(>0<)ο))バタバタッ
2人でバランスとって写真をとった。ふぅ。
てっぺんに着くころ、いきなりの突風!!
 「ちょ、ちょっと、止まってない!?」
ミシミシ…。
きゃあぁぁーーー!(;>〇<;)ちびあゆは号泣。
どっきんどっきん言って、恐怖の観覧車と化した12分間でした。

降りると壊れ気味の2人がそこに…(笑)
まだ雪が残ってるから足元は危なかったけど、
パークをぐるっと見てまわる。
小さな子たちがいっぱいいて、
一緒に混ざってこようってふざけたりしてた。
お土産屋さんの中に入ると、
りぃくんたらまた食べ物のトコに行ってるんだもん。
一緒にプリクラ撮ったんだけど、
なんか暗くなっちゃって変な感じ。
閉演も4時と言うことなので、あとにすることにした。

でも…この先はどこをどうしよう。ちょっと時間が余っちゃった。
悩んでるとりぃくんが冒険な発言。「榛名湖の方まで行って見ようか?」
あゆは場所がよくわかんないけど、前に話に出てた時に興味があったから、
うなずいてみた。

話を聞いていくとちょっと北の方らしいから、凍結とかしてたら引き返すことにして、
チャレンジだけしてみることになった。
温泉街を抜けて、じょじょに山の中へ入ってく。
山道が続いてカーブがあって、雪景色が広がってくる。
前に見える山はマウンテンティラミスみたい。おいしそ〜だけど食べきれないなぁ。
あの山を、まさか越えるんじゃないよね?と思ってたんだけど、
なんと道はそうなってるみたい。
これは、なんとか行けるなんてこともなさそう。きっと引き返すのかな。
なのにりぃくんは無謀にもどんどんチャレンジして行っちゃう。{{(>_<)}}


横のタイヤが雪をかいたりしながらも、
なんと山を越えて榛名湖に着いちゃった。
まさか、連れてきてもらえるなんて…。
でも、あれれ?湖がないよ。
あたりを見回してもまっ白。にゃんで?
あゆの知ってる湖はお水があって、
フェリーが通ってるんだよ。by芦ノ湖
うーん。。。でも、これはこれでステキ!
まわりが山で、まんなかはまっ白。

湖のトコは、スケート場みたい。←スケート場に行ったことないけど
出てみた〜いとリクエストして降り立ったけど、な、なんなんだこの寒さ〜!!
あゆはスカートだから、思いっきりナマモモだよ。
痛いくらい寒いってこのこと。
下はツルツルで、何度もコケそうになりながら、
あったかいココアを買って、
コートに入れてホカロンにして写真をとった。
10分も出てなかったと思うけど、
あゆのナマモモにはこの寒さはこれが限界。
りぃくんの鼻も赤いよ。
そっこう車に戻ってあったまることにした。
5時もまわり日が暮れる前に帰らないと
一晩山の中になってしまうので引き返した。
行きは道が長く感じたけど、着た道なだけあってあっという間に温泉街に戻った。
湯の花まんじゅうってなんだろうって、ずっと連呼するあゆに、
お土産屋さんで見ようと、りぃくんは探してくれたみたい。
でも目の悪いりぃくんは、気付いた時には位置が悪いのよね。
うどん屋さんって話も出て、ずっと気にしてくれてたから、
横浜にもどる帰りに買って帰ることにした。
ヒヤヒヤした山道もすぎ、りぃくんのおうちから1時間くらいでいけることを発見。
「今度はあったかくなってからこなくちゃね」と、いってくれた。

市街に入ったころにはもう真っ暗。群馬の夜は横浜よりぜんぜん寒いよ。
もう、どうしても室内がよかったから、
りぃくんがいつも遊ぶところに連れてってもらった。
バーチャルランドに行ったってよく言うからなにかと思えば、
バッティングセンターや、ちょっとしたゲーム、ビリヤードの出来るトコだった。
あゆってバッティングセンターなんていった事ないから興味津々。
りぃくんがプレイしてるの見せてもらったんだけど、後ろで見てたらボールがくると、
あゆは目をつぶっちゃうの。りぃくん、すごいなぁ。
一動きしたものの、おなかはぜんぜん減らないから軽くカラオケすることにした。
けっこう練習曲歌ったんだけどね。
なんかものすごい調子よくって、ちょ〜声の出るあゆ。自分でも驚いた。
りぃくんも、負けじといろんな歌を唄えばいいのに、今回は消極的。
でも一緒にキンキ歌ったり、アニソン歌っちゃったりしたんだ。だいぶ壊れてたなぁ。
そうそう、高校生の時よく唄ってた「ゲレンデが溶けるほど恋したい」を、
調子がいいからひさびさに唄ったら、めちゃくちゃよく歌えたんだ。
最近、うちでよく歌うたってるからかな?
初めて広瀬香美はりぃくんの前で歌ったからね。りぃくんもびっくりしてた。

2時間ノリノリだと、さすがに軽くおなかもすいたから夕飯にすることにした。
家族でよく食べに行くと言う和食屋さん。
お昼のパスタがおなかですごい持ってるから、軽く食べようってかんじ。
つめたいうどん(シコシコうどんとか言ってた)をあゆは食べて、
りぃくんは軽くと言ったのにざるそばを大盛で食べてた。へんなのぉ。
そこのおうどん、ちょ〜おいしかったよ。あゆって麺類にうるさいからね。
いいセレクションしたなぁ〜って、満足なのだ♪

そんな満足、幸せ気分に浸って、注意散漫になった瞬間、
あれれ?地面が近づいて、お空が見えて、りぃくんがびっくり顔してる…?
コンクリートの上でひっくり返ってた。
コケる瞬間、りぃくんがとっさに引っ張ってくれたんだけど間に合わなくて、
思いっきり背中からひっくり返って、運悪くちょうど鉄板があるトコに頭をぶつけた。
一瞬のことでりぃくんが慌てて抱え起こしてくれたんだけど、
頭はまっ白になるし、靴は脱げるし、あっちこっち痛いし、
とにかく車に連れてってもらった。
もののみごとにたんこぶが出来てるようで、熱っぽい感覚を覚えた。
あたふたするりぃくんに落ち着いてもらい、コンビニで冷やせる物を買ってきてもらう。
あゆは骨を折っても周りの人に適切なことを頼めるので、そこはよかったと思う。
とにかくココでは、その時点で意識はあるものの、急に気を失ったことも考えて、
りぃくんに冷静でいてもらわなくてはならない。
頭を冷やすことを最優先にお願いして、横浜まで送ってもらうことになってしまった。
自分で帰るつもりだったのにな…。
頭はズキズキしてるけど、りぃくんが眠っちゃ困るのでとにかく元気に話する。
お土産買うヒマもなくなってしまって、あとからりぃくんが送ってくれることになる。
ほんとお世話かけっぱなしになってしまった。

高速道路でPAにすぐに寄ってもらって、トイレまで送ってもらい、
ハンカチをぬらしてもらう。
冬のお水に北関東の夜の寒さが、めちゃくちゃ冷え冷えにしてくれる。
前半は毎回寄ってもらって頭を冷やしてたけど、だいぶよくなったので、
最後のPAだけちゃんと行ってもらって、一息つくことにした。
最初のPAと最後のPAではぜんぜん気温が違う。北と南って違うんだね。

いい加減運転させっぱなしでりぃくんが危ないので、車の中で仮眠を取ることにした。
いつも毛布が乗ってる車だから、何にもないよりいいけど、ちょっと寒い。
でもすごい気を使ってくれたから、あゆも安心して寝れた。
風邪も引かずに夜が明けて、転んだ時あっちこっちぶつけてないか見てもらった。
くるぶしのところが傷が出来てたけど、あとはなんともなくてよかった。
たんこぶも引いて、痛みもなくなって、フルスピードで応急処置をしてくれたおかげ。
朝ご飯(?)に、サラダプリッツを買って食べながら
あゆ宅まで一気に送ってもらった。
なんだか最後まで、泣いたり笑ったり、忙しい珍道中でした。
でも、楽しみにしてたからとっても楽しかったし、群馬満喫って感じだった。

はてさて、りぃくんがあゆを送ってくれたあとのことは、
りぃくんの日記を見てもらうとして、あゆは帰るなりバタンキューで眠るのでした…。