2004年横浜市民福祉保健研究発表大会
就職したい!〜雇用形態例から見る必要な"あゆみより"のおまけ

EXPRESSION>就職したい!〜雇用形態例から見る必要な"あゆみより"のおまけ

本当は使う予定だったのに、結局まったく使わなかった紀要から書き下ろしたカンペ。
障害があろうがなかろうが、仕事をしたい!と思ったら、元気にがんばっていこうよ♪
だって障害って、武器だしブランドだもん。
コレが伝えたかったのぉ〜っ。

おまけのINDEX

  1. 研究発表大会出演者
  2. 研究発表大会で使う予定だったカンペ
  3. 研究発表大会アンケート結果
  4. 伝えきれなかった回答

研究発表大会出演者

■すがやあゆみ ≪ ネットアイドル ≫
先天性多発性間接拘縮症。横浜発・身体障害者ネットアイドルとして、多数のイベント出演や講演、多メディア活動を行う。一方、障害者施設等経て、現在神奈川新聞社メディア局勤務。
■早川 俊信 ≪ YMCA 国際ホテル・トラベル専門学校講師 ≫
旅行会社の勤務を経て、育成する立場へと転換していく。自身で感じた障害者の旅行へのバリアから、経験を生かし、多方面へ伝える活動とコーディネートも行う。
■朝霧  裕 ≪ アーティスト ≫
ウエルドニッヒホフマン症。ライブ、講演、著書にて、音楽で生きるチカラを伝え続ける。代表作は「いつかの未来は夏の中」(七賢出版)。現在、さいたま市にて、介助者を入れたひとり暮らしを実現。
■川島 一彦 ≪ 神奈川県筋ジストロフイー協会成人の会副代表 ≫
筋ジストロフイー。横浜市在住。ラジオ局アナウンサー、ホテル業、パート アルバイトなど多数こなし、現在は自身の障害と向き合い、経験を生かして活動する。
■田口 美紀 ≪ マッサージ師 ≫
視覚障害。東北より上京を目指し、栃木県へ。マッサージ師として仕事をする中、出会いがあり昨年結婚。現在も主婦業と両立して生活する。

未使用カンペ

『就職がしたい!』
この不況の中で、この想いは障害があってもなくても、誰もが持つ”夢”のようになっています。

なぜ一般就職したい?
お金が欲しいから?
自立したいから?

お金も大きなきっかけではあると思うけど、それはゴールじゃなく、実はスタートです。

福祉施設や障害者だけの世界から、一般就職を見つめると、それはすごいゴールのように見えます。けれど実際、入るのは(その後よりは)簡単で、その後人間関係を築き、仕事で誰にも負けないように続け、会社のメリットを考えて常に行動する。継続させていくことの方が、その社会に飛び込むより、よっぽど困難が待っていると思います。

「一般の人は冷たい」「会社は理解がない」などなど。それは本当ですか?

トイレに行ってたら、会議に遅れてもいいのか…
食事はどんなカタチでも全部食べればいいのか…

施設にいたり、障害者だけの世界にいると、自分で時間をかけてでも、全部やれれば、ALL OKになる暗黙ルール。こういったルールが多いけれど、そうじゃない!って気付いてほしい。

『就職したい!』と言う、その想いがあるなら…

1人でトイレにいけたら… その気持ち、よく分かる。
だってあゆも介助がなきゃ行けなかったから。

じゃあ、どうしたらいい?

時間をかけて自分でやり遂げるのも必要だけど、それじゃ会社は待ってくれない。だから人の手を借りる(使う)と言う発想も、自立の1つだと思う。そして、人(会社)の速度に合わせて、自分を形成しなくてはならない。食事に1時間半かかってしまうなら、40分で食べれる量のものを食べる。たとえお腹が満ち足りなくても。
自分を見つめ、無理にならない程度と言うのはあっても、できるかぎりの工夫をして社会の速度・ルールに自分をあわせる努力なくしては、まだまだ道は長いのです。”仕事は遅くても、きちんとやればいい”と言うのは、障害者世界のものさし。これではどんなにがんばっても、俗に言う『一般常識のない人』と言われる分類にされていってしまいます。

社会にあわせるルールがわからない人。実はこういった暗黙のルールが根付いたりはしていませんか?

がんばりを認めてもらうために、志を高くもって、夢ばかり言わずに、割り切った振舞いをしてみませんか?

企業はボランティアではなくビジネス。会社にとってメリットのあることのできない人は、必要ないのです。

肢体に障害のある人に、高橋尚子より早く走れっていったって、それはなかなか難しいこと。でもたとえば、ITの技術で誰にも負けない能力を持っていたら?ビジネス文書を誰より早く処理できるなら?その人は会社にとって、メリットな存在です。
メリットじゃなきゃ、どんな法律も、雇用枠があっても意味はないのです。
障害者雇用枠と言うのはあっても、それはラッキーな枠なだけ。甘えてちゃ、やっぱり首はきられていく。そして、障害者の世界のものさしでは、絶対にはかりきれない現実が待っています。

”時間をかけてでも確実に丁寧な仕事”をします。これはあたり前のこと。あたり前のことをアピールされたって、なんとも思えないんです。このあたり前に、付加価値がついて、初めて、会社は雇用する気になるんです。ビジネスは、仕事は、会社は、全て付加価値が基準。

あなたなら自分のなにを付加価値にしますか?

どこまで誰より気遣いをして、ありがとうをたくさん言えるか…これが、体の使えない私達ができる最高の付加価値だと思います。

もともと氷河期と言われていた、障害者の就職状況。
民間企業、国、地方公共団体は、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づき、一般の民間企業であれば常用労働者数56人以上規模の企業は1.8%身体障害者又は知的障害者を雇用しなければならないと言う、法律があります。
しかし、この法律が定められても、他の先進国に比べて特に遅れていると言うのは、言うまでもありません。

2003年9月8日、厚生労働省東京労働局は東京都内に本社がある未達成企業約9000社の社名とその実雇用率などの一覧を公開しました。

この公開が企業の意識改革が進むことを、願ってやみません。

法定雇用率の設定によって、障害を持っているというだけで、採用試験すら受けられず、就労できない人へチャンスがめぐるコトになっているので、現状では否定はしません。
ただ、いつかこの制度も、差別だと言う声があがって、廃止されるのなら?資料を見てディスカッションへ、つなげようと思います。

アンケート結果 

参加者数32人

■研究発表について

*発表内容
大いに参考になった
80%
少しは参考になった
20%
ちっとも参考にならなかった
0%
*発表方法
大いに参考になった
90%
少しは参考になった
10%
ちっとも参考にならなかった
0%

■共同したアート・音楽について

やっているなぁ、という、共感と可能性が見えた。
50%
自分がやりたいことにチャレンジしてみたい!と、励みになった。
20%
そのほか
18%

■一緒にやってみませんか?

来年度は積極的に参加して、自分の意見も反映させたい!
30%
出席しての参加は難しいが、意見だけは出していきたい。
12%
関心はあるので、情報交換はしていきたい。
50%
そのほか
8%

■参加して思ったこと

今までは要求型の分科会だったけど、今回は参加して楽しく、考えていくきっかけになった。
自分の知らないところで、障害者にどんなことが起こってるのかが、わかって良かった。
行政による支援の制度が、障害者の方に行き届いてないことが、たくさんあることに驚いた。
夢に向かってがんばりたいと思った。
ミニライブでは楽器の演奏があるのかと思ったが、歌もよかったです。
私はまだまだ未熟者とおもった。
前向きな姿勢が伝わりました。朝霧さんの言うように、早く障害をおうか否かは誰にも分からないし、生きているということで同じ人間。やりたいことはやらないと後悔するという点で大いに共感します。
朝霧さんの歌を聞いて、励まされました。ありがとう。

■会場で聞いてみたいこと・話したいこと

*障害者と接すること
Q:「障害者と接するぞ」みたいな、身構える必要があるのか、ないのか。
あゆ
身構えたら、たぶん相手は分かると思う。仕事としてやっている人は、相手のことをそう構えるのも、プロ意識の1つだと思うけど、そうでないなら「あのねーちゃん、足が悪いんだよなぁ」とかで、いいんじゃないかなぁ。初めは誰もが知らないもの同士。だって、ほら、自分の親友と思ってた人が、宇宙人かもしれないし…?
朝霧
初めて、車いすや盲導犬を見たら、誰でも少しは身構えてしまうものかも知れません。でも、対個人の関係は、ビジネスパートナー、友情、恋愛…。どれも、「人として」のかかわり。自分の言葉とかかわり方で、思いやりをもって接してゆけば、どんな人間関係も、よいものが築ける...と個人的には信じています。
Q:ネット上で障害を持つ人が「自分をいつも手伝ってくれない人は友達じゃない」といった。そんな意見を見て、その時、自分にできることをするだけじゃダメ?
あゆ
そいつ、出てこーい!(爆)自分が「人として対等に見られたい」というのなら、自分も相手を「同じ人間」として、見る必要があると思う。だから、できるときに、できる限りのことをすればいい。私は歩けない。アナタは歩けるから、階段持ち上げてっていったとして。相手の人が心臓が悪かったりしたらどお?と、思ってほしい。友達ならなおさら、相手を気遣った上で、頼みゴトをするべきだと思う。友達って対等な立場だから、それじゃ本当の友達ができないと思う。ということで、車いすに載ってるときは荷物を持つ。何もできなくてもテキパキと注文をまとめて店員に伝える。企画ごとをする。そんな参加の方法も対等な立場の築きあげの1つだと思う。
朝霧
勇気の要ることですが、ご本人に一度は聞いてみるのがよいのではないでしょうか?「あのときは、ああ言われた…どうしよう…ホントはどんな気持ちなんだろう。私は、ほんとうは、こう思うけど…うーん、聞けない…(;v;)」と、気持ちを隠しながら付き合うのは辛いもの。。。相手の方が、「どんな気持ちで、その言葉を言ったのか?」も、もう一度聞いて、自分の気持ちも打ち明けてみてはいかがでしょう。お互いにとって、大事な人なら、きっとできます。応援しています。(私も友達とすれ違って、時間を置いて、あやまったり、話し合ったりということを、人生で何度か経験したけれど、楽しいだけで、何にも無く来た人よりも、そういうことを乗り越えた友達のほうが、より絆ができると思っています。(^^)
Q:障害者の方を「理解する」というのは、どこからどこまでか分からない。 体のことを分かったうえで、対等に付き合うということ? 「理解する」ということ自体が思い上がり?
あゆ
もちろん「相手を思いやる」範囲では、最低限必要だと思う。ただそれまでだと思う。あの子は足が悪い、あの子はあの食べ物が嫌い…と一緒じゃないかな。それに、どんなにがんばったって相手は他人。すべてを理解するなんて無理!と開き直って、付き合っていけばいいと思うし、分からない!と言っていいと思う。ナチュラルが一番の"人として尊重しあうこと"だと思うかな。だから、障害があってもなくても、嫌いなら嫌いでいいとおもうし。
朝霧
障害を持つ持たないに関わらず、AさんBさんCさんという3人がいたら、全員が違う、性格、生活、思想…を、持っています。「障害者を理解しなくっちゃ!!」ではなく、その人を理解したいか。なぜ解りたいのか…。好きだから?福祉の仕事をしているから?設備のバリアフリーについて、興味があるから?自分のビジョンをまず、強く持ってみて下さい。「今はまだ、あなたのことが解らないけど、自分なりの理由があって、あなたが好きで、関わりたくて、同じ時代に一緒に居たくて、こういうところを、解りたい!!」というメッセージが、心にあふれたとき、「自分の中のバリアブレイク」ができるように思います。「あなたのことを、解りたい」と、誰かに対して言ったとき、「うぬぼれないで。余計なお世話よ」という人や、「ありがとう。私も、あなたと話してみたかった」という人…。答えは、十人十色です。でも、どんな答えが返ってきても、価値観の違いによって、分かり合える人と、そうでない人、深く関わる人と、親しくならない人は、どちらも居て当たり前で、そこに障害は関係ない。なので、「どこまでか」を、探り合って(?)いくことこそ、人間関係、ですよね。(^▽^)ちょっと恋愛みたいで素敵だと思いませんか?
Q:障害者・健常者の壁を越えて、繋がっていきたいと思うけど、そのためにはどうすればいいでしょうか。
あゆ
友達になる!それしかない。あとは"壁を越えて"なんて必要ないと思うので、意識しないことかな。なんならいつでもGEN☆ぱら使ってください。いろんな人がいます。
朝霧
歌う!(^▽^)趣味や仕事や恋愛...いろんな話題で、自分から近づく★
Q:横浜でオープンなネットワークのような、集会のような場所があれば、教えてください。
あゆ
集会ってコワイおにーちゃん・おねーちゃんの集まりみたい…←バカ。ラポールとか?あんまり詳しく分からないけど、でもネットっていろいろ情報あるから、探せると思う。団体も集会もほとんど属してない…。かろうじて参加してるのは"トラベルフリーの会"というみんなで遊ぼう!っていう市民団体と、"ピアネット"って言うパソコンサポートボランティア。どれも障害があるとかないとか気にせず、誰もができる事をその時にする団体だから、所属してます。いつでも集まりに一緒に行こう♪
朝霧
あるのでしょうか?(・v・)/?あゆちゃん?
*仕事・就職について
Q:就職のこと、午前の部の全体会を少し聞いたのですが、知的障害の政策は進んでいるのですが、 重度肢体障害の政策はこれからなのかな?といった感じなのでしょうか。
あゆ
知的障害者を取り巻く問題って、すごくデリケートだと思うんです。ぱっと見分かりにくいじゃないですか。だから今行政がチカラ入れてるから、そう感じやすいんじゃないかなぁって思います。身体障害者を就労させようと思ったら、とにかく設備・支援さえ、まず整えれば、ナントカなるのになぁとも思うんですけどね。もし足りないと思うなら、自分から動くしかないと思います。本当に就職したいと思うなら、施設でも作業所でも何でもいいから、とにかく通勤スタイルの擬似化をしていくと近道。あとはとにかく自分を発信すること!でしょう。向こうはこっちを知らないのが当たり前…なんだから。
朝霧
マクドナルドやミスタードーナッツなど、外資系の企業は知的障害を持つ方の雇用に積極的と聞いたことがあります。身体に障害をもつ人の理解に比べて、まだまだ雇用への取り組みは遅れているかも知れません。もし、本当に関わってゆきたいと思ったら、障害をもつ方の自立生活を支援する団体などから、積極的に情報を集めてみてください。他、就職情報誌「サーナ」、就労支援「ジョブマッチングシステム」他、ネットや雑誌から情報を集めまくる!!(>v<)は、基本です。障害の種類を問わない、当事者の声が、たくさん社会に反映されてってほしいです。
Q:就労ということについて、もう少し深く掘り下げて、本音を聞きたかった。企業の面接担当者に言われたことなど。
あゆ
ううっ、時間が足りずごめんなさい。いつでも直に聞いてきてください。(泣)でも、あゆは別に面接でどうこうってことは、ないですね。PCの操作に必要なものがあるかと、工夫、なにができてなにができないのか…くらい。だから自分の見えない障害者の雇用は、すごく難しいかも。正直にきっちり、こうなってればコレはできる…など、プラス思考でありビジョンが明確な事は必須。モチロン、できないこともきっちりと。向こうはどうしたらいいんだろう?って不安だから。あとは一般面接と変わらなく、アピールしまくってきたくらい。職種にもよるけど、髪を黒くできますかとか、スーツ出勤ですって言うところもあったかな。
朝霧
「自動車免許がありますか?」と、必ずと言っていいほど聞かれました。JOY-VANの免許が欲しいです。
Q:マッサージの仕事で事務作業はありますか?どのような方法で行ってますか?サポートがあるのか知りたい。
あゆ
みきさんにパス! 聞いた話だけど音声ソフト使えばPCはできるから、支障はないって言われたことがある。音声ソフトはヘッドホン使うし、メモは点字だから、晴眼者(目の見える人)に盗み読みはされないって。
朝霧
あるのでしょうか?(・v・)みきちゃん?
田口
私のところは民間だし、事務員さんもいます。カルテもないので、そういった作業はないので、困る事もないです。
*障害と一緒に生きることについて
Q: 今まで、私の恋愛は相手の立場を考えず、 ただ好きな人を追いかけて行くことしかできませんでした。 私はもう恋愛していた数年、辛いことなど経験するだけでした。 そのたびに今はどうやって相手が私と楽しく、 私に興味を持ってくれる状況にしていこうか、 相手の立場にまず立つことだな、と思います。 これから恋愛の入口に入っていこうかなぁと思います。
あゆ
ストーカーになっちゃうから(^^;)相手がどんな人であれ、自分がどんなであれ、一人の異性として付き合うっていう気持ちでいれば、もう少し変わるんじゃないかな。だって、想いあうのは好きだからでしょ?いたわりあえないのは、ただの愛情の押し売り。逃げられるだけ。障害のせいになんかしてたら、余計に逃げられるんじゃないかな。相手の立場を考えるという点では、人間社会に生きるなら誰でも必要だと思う。
朝霧
私もなぜか、追いかけるときにしか好きになりません。(^▽^)だって、好きになったら好きなんだから、「さじ加減をし 計算しながら、適度に、好きになろう…」なんて、ムリ!(>▽<)好きな人の顔を見るだけで、ドキドキで、心臓が口から飛び出そうになるのが、恋なんだから。でもやっぱり、「その人が大切なんだ」って思うと、激しさより、もうちょっと、のんびりした感覚も、ちょっとずつ身についてくるのかなあ、と、最近、ようやくちょっと思えてきたかなあ。。。でもね、いっぱい泣いても、苦しくても、それは、「好きだから」でしょ?だから、少しも悪いことないし、恋に「いい恋」も「悪い恋」もない。恋は恋。恋よ来い!(^▽^)みんな幸せになれー!
Q:恋愛・ファッションについてと工夫
あゆ
恋愛の工夫は、ワガママを言わない。(笑)当たり前ですかね。ファッションの工夫は、立ち姿のときはヒップハングのGパンが好き。手の動く範囲が狭いからチャックとか上げやすいし。上着はかぶり系&ジップアップで、道具を使う。それにボタンじゃなければ、誰でも気軽に頼みやすいから。袖は7分丈をとにかく探します。車いすのときは、股上深めのパンツでもいいんだけど、長めのスカートがいいかな。お腹あたりでもたつかないし、キレイに座ってられるから。
朝霧
恋愛とファッションは、ほんとうに生きがい!!どちらも、ないと生きていけません。(>v<)どちらも、出たとこ勝負。レッツ大胆。ビバ!自分★です。
Q:一人暮らしをする場合、アパートは普通の不動産屋さんで探すのですか?
あゆ
あゆも一人暮らしをしようと思ってるの♪リハビリの際に先生に相談したら、さすが住宅改造などでもあっちこっち行ってるだけあって、情報は豊富。やっぱり仲良くしておくに限る!だと思う。それから、公営住宅。めちゃくちゃ家賃が安い!by公営住宅に20年住むあゆ宅
朝霧
私の場合はそうでした。バリアフリーの物件のみの不動産...というのは難しいと思います。不動産を何軒も当たるか、あと、公営住宅なども、市町村から情報を得て、入れれば、車いすの方などには、改造もしやすく、非常に使いやすいと福祉に従事する方から聞いています。「障害があるから探しにくい...」と尻込みせず、「よりいいところを!!」と、夢と野望を持って、いっぱい見に行ったほうが、あとで不便をしません。ちなみに、私はほんとに家出のように出てしまったので、暮らしてから不便に気がついた部分が多くあります。台所周り、風呂周り、など、細部まで、よーく目をこらして(@v@)、慌てずに、いろんな物件を比較することはポイントだと思います。私も次回は!!(;v;)という感じです。
Q:娯楽について
あゆ
うむむ…。カラオケに行くときはマイク持ってくれる人と一緒☆…って1人じゃ行かないところだしなぁ。移動に介助を頼めたときは、買い物しまくり、とか。行きたいところに行って、段差とかあったらひたすら恥ずかしがらずに、頼みまくり。洋服買いに行くのが大好きだけど、届かないし見れないし。ちょっとした試着なんかも、店員さんにお願いしちゃう。当面の問題は化粧品のテスターかなぁ?
朝霧
映画が大好き!映画とファッション!生きる糧ですね!(^▽^)映画好きのボーイフレンド大募集、ですネ(?)(^▽^)
Q:私は見た目が分からない、両下肢麻痺をもって6年目。 2級の障害者判定です。仕事もしたいし、恋愛もしたい。 将来の夢もあるが、体が思うようにならず、 なかなか社会復帰できないでいる。 中途障害なので将来どうして生きていったらいいか分からない。 障害をどう克服しているか聞きたい。 ストレスもたまるが、解消法なども聞きたい。
あゆ
中途ではないけれど、見た目には分かりにくいのは一緒。障害があるよーと気づいてもらえるように、自分の変形などがあるトコロを積極的に出すようにしてます。キャミやノースリ着たり、ネイルアートもそういう効果があるかな。ストレス解消法はお買い物♪に限る。ほかには自分をキレイにしてあげること。
朝霧
私の中には克服するという概念がないです。でも、人によるのかな…。たとえば、駅とかで、「ああ、階段を駆け上がれればラクなのに!」とか、「このトイレの1回さえ、一人でできれば、もっと自由なのに!」と、思うことはありますが...ストレスが溜まったら...歌う??(・▽・)あとは、私にとっては、あゆちゃんもそうですが、障害とかはまったく関係なくて、「口の堅い友達」を作る!!親元も出て、社会の中で、一人になって、「一人ですべてを解決しよう」と思っても、出来ることと、アイデアすらもう思い浮かばないような事柄と、いろんなことにぶち当たります。ホントにへこんだときに、「これは、今とても悩んでいることだから、人に言わないでいてくれる?」と、話したことは、口が裂けても、第三者に言わない。これが本当にできる人は、障害なんか全然関係なく、友情も仕事も、信頼で勝ち得ます。…この信条の元...だっこの友達は、女同士でも男の友情みたいな感じ(?)で、長電話とかまったくしないけど信頼はあるぜ、みたいな人が多く、そういう人を作る!と、人生の「いざ」ってときにも頑張れる、と経験上思っています。最後の最後は、友達がたからものです。(^^)
Q:「障害があること」と、アイデンティティーについて聞きたい。
あゆ
障害っていったって、誰にもマネできないじゃん♪どんなに着飾って目立とうとしても、ただ通る人波ではよほどの努力と根性が必要だけど、障害があればそんな必要ないし。ハンディでも、足かせでも、コンプレクスでもなくて、武器だしブランドだよ!そう思えば別にいいと思う。"障害をおって"とか"障害があっても"ってよく言われるけど、あゆ的には"障害もあって"って言う感じかな。