先天性多発性関節拘縮症とあゆのからだ 先天性四肢障害って?

破壊と変形

あかちゃんの体は、お母さんのお腹(子宮)の中に入っていまずが、その「入れ物」が小さい場合には胎児の体は圧力をうけて「歪み」ます。この力が長い間働いているとからだは『変形』してしまい、なかなかもとに戻る事が出来ません。

この変形の例として、手足の変形、関節の脱臼、顎の変形、頭の形の変形、顔の形の変形、四肢の変形などあります。これは、子宮などのお母さん側の条件もありますが、赤ちゃんの異常が原因のこともあります。しかし、変形は自然になおるものも多く、影響として出るものも軽いものが多いのが特徴です。

『破壊』という場合は、正常に発育している胎児の体の一部にいろいろな原因で出来た「ひものようなもの」が、元気な赤ちゃんの手足に巻き付いて、その動きによって「くびれたり」、強ければ「切れたり」するものを言います。

手足の輪状の組織のはん痕、絞扼輪、切断などとなります。